縁
この人とはもう一生会えないと思いながら過ごす時間。怖かった。
しっかりと、もう会えなくなった。
失恋とはまた違うのだが、それに似た何かなのだと思う。
こんな気持ちになることとは縁遠い人生だと思っていた。
発作的に涙が出てくる。
何をしていたら、どう過ごしていたら
また会えたのだろうか。
何を話していたら、何を話さなかったら、まだ連絡先を消されずにいたのだろうか。
もう連絡をとる術がない。
きっとこれは、彼がある意味真っ当で、ずる賢くて、自分に自信があったからなんじゃないかと思う。
私は、羨ましさや劣等感があるから、ずるいずるいと思い続けてしまう。
こんな終わり方ならずっと触れないで欲しかった。今回は。
女であることが本当に悔やまれた。
きっと。私にとっての彼の存在と逆とでは、きっと最初から何もかもが違っていて
私が勝手に悪い方に考えていた事も今の涙に関係していると思う。
優しくされない怖さを思い知った。
あまったれてんなって事なのか
しばらく引きずりそうだ
この忙しい時に…