険しくて汚い道を

泣きながら毎日ゆっくり歩いている

 

足を取られ泣き喚いても

他に道を探さずに

 

きっと分かれ道は沢山あるけど

見向きもせず毎日毎日通り過ぎている

 

片足を上げるのもやっとなのに

この道を行くことをやめられない

 

それも違うというのなら

もとからそうしていればいい

そうしなかった貴方を恨む

そんな力ばかり一歩一歩のうちに培い

道はさらにぬかるむ

 

立ち止まったらどうなるのだろう

どこまで沈み

いつ息が止まるだろう

 

本当は今すぐそうしたい

本当は今すぐ奥底に 一瞬で

 

きっと膝までで底がつき

その程度ならどうにかなると

言われるに違いない

 

そうならないには

足を止めないことだ

 

ハズレと間違いは違う