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波がある。
人の波、時間の波
痛みの波、眠気の波
天気の波、気圧の波
全てに全てを左右され上下され、
波の一部になる。
ゆらゆら揺れててちょっと流されて、
一瞬飲み込まれてもうこのままなのかと思ったら、
すっと息が吸えたりする。
さっきまで息が苦しくて苦しくて
もう無くなりたいバラバラになって四方八方に流されて
その辺の大切だった人とかそうでもなかった人とかと同じように、居なくなりたいと思っていたら
息をす〜っと吸えた時にはもうそんな事を考えてた事を忘れる。
でもまた。
あれ、これはいつかの波の高い時の、
息はできるのに苦しくて無くなりたかったときと一緒だ。
だから、これはあの時。だから、今はあの時なんじゃ無いかって思う。
そんなの無理だよ
夢を挟む。
まだ荒い波だなぁ、このまままた飲み込まれて沈むのか…と思って夢を見る。
起きると波のことは忘れて、夢のことを考える。波に揺られながら。
きもっっちわるい。
寝れない!なんで許しちゃうの?
家出れないよ、出てもいいよ
でもお店はやってないよ。
マーチンプーチン、そうだね。
やだなぁ人間。
お腹が大きかったり、産声だったり。
怖いなぁ。