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疲れ切った私が疲れを忘れようとやる事は
何もかも出来なくなるまで疲れるようなことばかりで
目を瞑ると重心が少し下に下がる。
何ヶ月もはらわたを煮えくり返しても
会って触れたらそれで良い
そう思われて扱われて
私はそれで死を選べない
歯車の一つとして回っていて
位置を変えられるのは仕方ない
今までよりも回転数が多くても
回り続けて、私はここから出られない
あの時の気持ちを、あの時の考え方を
あの時と同じ場所で、あの時と同じ体が
できないわけない、私がただやらないだけ
それでも生きていける
生きていけてしまうから
疲れてたって死にたくたって
生きてて、生きていけて、たまに楽しめさえする
知らない事を、知っている範囲で
知らなくても良いことを、知っている世界で
この世界のルールを決めて
ルールを守っていれば、どうってことない
死にはしない