雨が続いて、洗濯機を回せない。

半乾きが1番嫌いだ。

少し遅めに起きて、外がすごく明るく思えたので洗濯機をまわした。

 

少しして予報を見ると、湿度は昨日とあまり変わらず、夕方に少し雨が降るらしかった。

シーツだけ外に干して、あとは部屋干しした。

 

昨日の夜、それなりに楽しく帰ったあと、不意に目に入れたくないものを見てしまった。

眠れず、絵を描いてから寝た。

 

 

たまに、死にたいと思う時がある。

そうなるといろんな死を思い浮かべて、身勝手に死ぬときでさえどうか楽にと、綺麗にと思ってしまう。

 

それは、飲み会で鬱の話が出たときや、

電車で女性3人組の話にふと耳を傾けたとき。

 

鬱という言葉が出た時点で、どこも門前払いは普通だと社長が言うと、それはそうだと声が聞こえる。

 

女性3人組は、つり革につかまりながら、上下関係がありつつ仲良さげに話している。

ある駅で1人が降りると、残りの2人は、居なくなった人のリストカットの跡の話をしていた。

 

私は電車に座り、視界は前に立つ人の腰あたりをぼんやり漂い、頭の中では、どうか死顔が綺麗でありますようにと落ち着く。

 

もう人に会っていいんだ。

展覧会にだって個展にだって、ちゃんと注意すれば、配慮すれば、行っていいんだよ。

 

それでも出かけずに布団で過ごす時間を、今必要としているのだから。

 

どうせ乾かないと思ったシーツは、午後にはほぼ乾いていた。